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2004年 11月 13日
東京新聞より抜粋
「JVCの佐藤氏は「政府は、自衛隊派遣が非戦闘地域での人道支援目的だと言い張る。このため現地では、日本のNGOの人道支援にも軍隊がかかわっているのかと誤解される始末で、私たちの活動そのものが危なくなった。日本の小学生から『イラクへ物を贈れないか』と聞かれるが、日本からと分かった品物を持った住民は攻撃の対象になる恐れがある。自衛隊派遣が先にありきだったのに『人道支援』と言い張るような、本質的なごまかしはもう続けられる状況ではない」と断言する。」 ファルージャ、イラクの状況については以下を。 http://teanotwar.blogtribe.org/ http://www.geocities.jp/riverbendblog/ http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/9147908.html http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/ 新しい話は以上。以下は当方の愚痴つうか本音。 今回ばかりは歯に絹着せるのやめます。偶には良かろう?剥き出しの本音を語っても。 いい加減加害者意識のない連中に腹が立ちます。私たちが殺しているというのに、当事者意識のない恥知らずがまだ居るんですから。 今年の四月にやれ自己責任だのなんだのの下らない騒ぎに晒されてから、人間はどこまで恥知らずになれるのか、その究極の姿を見たと心底思います。十代のひとには、「将来どこでも暮らせるように今から準備しておいで」と言うことにしています。私はもう手遅れだが。語学力もない上に、北海道の大地と日本語に愛情と愛着がありすぎる。 いったい、日本政府が協力しなければイラク侵略が出来たかどうか、彼らは考えたこともないらしい。あれから一体どれだけの大金を払いつづけているのか、それが人殺しに使われているという自覚はあるのか。給水?あんなちょろっとしたパフォーマンスに騙された莫迦居るんですか。しかも「友好の碑」って、ああ実に占領軍の考えそうなネタですな! 憲法にもあの糞法の「イラク特措法」にさえも逆らって何故か居座っている我らが自衛隊は、三月中旬から何度も米軍兵士の運搬に携わっていた訳で。「人道援助」なら、奴らは援助物資なんだな?武器持って他国に押し入った連中がどんな扱い受けたって同情なぞしない(ついでに、未だに昔ファルージャで殺された4人の「民間人」が非戦闘員だと思っている莫迦がいるが奴らは紛れも無い傭兵だ。ブラックウォーター社社員がビジネスマンとは愉快なジョークだ。虐殺はビッグビジネスだものな!)が、人肉はイラク市民の口には合わないと思うがどうか。 米軍の指揮下に置かれて「人道援助」をしていると本気で思っている奴が本当に居るんだから、奇跡的なレヴェルの低脳が結構な割合でいるらしい。それとも現実逃避か?そう考えたほうが気持ちが良いから、信じている振りをしているだけか。 我々が、あの政府の飼い主だ。飼い犬の行いは飼い主の責任、飼い犬の蛮行は飼い主の蛮行。民主主義というのは、行政を管理監督し、行政が間違いをやれば必ず叱り飛ばし、矯正し、首にし、その責任と罪を国民ひとりひとりが負うという制度だ。行政の犯罪は我々の犯罪。なんでこんな原則中の原則を書かなくてはならないんだ、わざわざ。義務教育受けてる間に骨の髄まで叩き込まれるべき、原則中の原則だろ?「あの米国を想いこの属国を創」ってる場合じゃないぞ。 イラクで起きているのは天災ではない。あれは全て我々がやったことです。我々が一万を軽く超える市民を新たに虐殺し、国をまるごと壊し、米国の恐怖政治(政治なんてものじゃありませんが)に荷担している。なんでも知識人が大量に殺されたそうですが(四月三十日の記事:By some counts, as many as 40 of Iraq's leading scientists and university professors have been killed since last Apri) 、ポルポトか貴様らは。 あれは全て我々の政府の素晴らしい協力の賜物なんですから、選挙権を持つ人間は一人残らず加害者です。 それこそ、各々が「自己責任」を果たす義務があるでしょう。 街頭に出て抗議行動に加わる。署名に参加する。行政府に居る莫迦どもや、米国領事館にメールか手紙を出す。差し止め訴訟(北海道の原告は元元防衛政務次官、郵政大臣、自民党衆議院議員 箕輪登氏)に協力する。集会にゆく。嘘だらけのマスメディアにきちんと抗議する。募金募っているところがあれば、素性を確認して懐の許す範囲で協力する。外国語が出来るなら翻訳に加わる。 せめてそれらの内のふたつくらいはやりなさい。それすらしないで偉そうな口を利くな。一応「民主主義」の建前だけでもある国の人間なら、それが最低限の「責任」というものです。
by sirokanippe
| 2004-11-13 17:46
| 反暴力
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