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2005年 04月 18日
時折手に取る詩集が、本読みなら誰しも何冊かはあると思う。そのうちの一冊が、絶版になっていることを最近知った。 パウル・ツェラーン「雪の部位」 ドイツ語の原文に対になって訳がついていて、装丁も美しく、注釈が丁寧で良い本なのだが。これが現在は絶版になっているという。 このひとの詩を知ったのは高校を卒業してすぐだった。高橋哲哉氏の「記憶のエチカ」に引用されていた詩句がこのうえなく鮮烈で、どうしても直に触れたくなった。その内、漫画の二次創作の同人誌で(因みに幽白)本書の紹介を読む(私は所謂漫画オタクの同人女である)。なにかの縁かと思った。それなりに値が張るので、色々工面して買った本だ。大事な本ほど散々読み返すし扱いが荒い。これも矢張り大分痛んでいる。 世に必要な本なのに、絶版とは残念だ。非常に貴重なものが、ひとびとの手に渡らぬ内にひっそりと葬られたように感じている。
by sirokanippe
| 2005-04-18 22:20
| 本
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