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2005年 04月 18日
「遺骨」といっても北大人骨事件のことではなくて今回は横田めぐみ氏について。うまくまとまった文章をいただいたので転載。今更ながら、行政府の「科学的で公正な判断」なる代物を信じるほうが莫迦だということ。蛋白質もDNAも、加熱を続ければいつかは消える。 そう、私が思い出したのはモンサント社ラウンドアップ耐性大豆のトリプシン・インヒビターとレクチン。108度30分一回やって駄目だった(この時点で食用は無論飼料用としても失格)為に、更に220度25分を三度もやったというアレ。 まして1000度の加熱など。私の父の遺骨も1000度で加熱されているので、もし私のDNAが検出できた(骨壷に入れたとき少し触ってみた。熱くてカラカラと乾いて、骨というより軽石のよう。ただのカルシュウムの塊とはいえ最愛の人物の骨を箸で摘むというのは、神も魂も信じない私にとっても嫌なものだ。ほんとは全部素手で拾いたかった)としても亡父のDNAはまづ出てこない筈。だが、無論あれは(私のDNAが出たとしても)父の骨であり、私の骨ではない。 そんなわけで以下転載です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 横田めぐみさんの遺骨のDNA鑑定のおさらいです。 日本政府は、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)から提供された横田さんの火葬された遺骨のDNA鑑定を、警察庁科学警察研究所と帝京大学講師の吉井富夫氏に依頼しました。科学警察研究所は鑑定不能、吉井富夫氏が1人で行ったDNA鑑定では横田さんのものではないDNAが検出された、との結果が出されました。政府は吉井氏の結果をもとに、横田さんとは別人の骨を提供されたと朝鮮に強く抗議しました。 今年に入って、世界的に権威ある学術雑誌「Nature ネイチャー」に、吉井氏自身が自分の出したDNA鑑定結果が汚染によるものである可能性を否定できないことを認めた、とのデイビッド・シラノスキー氏によるニュース記事を載せ、その後も社説、そして同氏によるニュース記事と、計3回にわたって、DNA鑑定結果から提供された骨が横田さんとは別人の骨であるとは結論できず、日本政府が科学を捻じ曲げていることを非難しています。朝鮮も鑑定結果を不当なものとして、日本政府に抗議しています。 ネイチャーの4月7日号の記事によると、その後複数のジャーナリストが吉井氏に接触しようとしましたが接触できず、当の吉井氏は警視庁科学捜査研究所の法医科長(共同通信による)に抜擢されたとのことです。この間、民主党の首藤衆議院議員が外務委員会で再三このDNA鑑定に関して質問していますが、政府は鑑定結果が絶対正しいとの科学的に不可能な立場を変えようとしていません。吉井氏を国会に証人として喚問するには任命権者の承認が必要で、吉井氏を科学捜査研究所の科長に据えたのは証言妨害のためではないか、とネイチャーの記事は指摘しています。(ネイチャーの記事は岡山の野田さんの翻訳紹介によっています) 科学的に誤った根拠にしがみつく日本政府の姿勢は、世界中から物笑いの種にされることは必定です。拉致被害者のためにも百害あって一利なし、と言うべきでしょう。
by sirokanippe
| 2005-04-18 21:25
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